
三田川のそばに建つ宮本邸

初夏ともなれば1階ウッドデッキから 三田川へ釣り糸を垂れて遊べそう。

庭に設けられた砂場は奥さんのアイデア子どもたちのお気に入り

中央が大黒柱。広々としたLDKで子どもたちが走り回って遊びます。

玄関横の収納スペースはこまごましたものを入れてスッキリイメージに。

庭の一角に設けられた蛇口はご主人のアイデア。
三田川のそばに建つ宮本邸
初夏ともなれば1階ウッドデッキから 三田川へ釣り糸を垂れて遊べそう。
庭に設けられた砂場は奥さんのアイデア子どもたちのお気に入り
中央が大黒柱。広々としたLDKで子どもたちが走り回って遊びます。
玄関横の収納スペースはこまごましたものを入れてスッキリイメージに。
庭の一角に設けられた蛇口はご主人のアイデア。
ご主人が設備工事を、奥さんの実家が電気工事、いわば家族のチームワークで出来上がった宮本邸です。
「私の実家が電気工事業を営んでいて、もともとこの土地は実家があった場所。そばを流れる三田川の景観を生かしたウッドデッキを設けてもらいました。
私の小さい頃もそうでしたが、今でも夏には三田川に螢が飛び交います。その風景を子どもたちと共有できるのは素晴しいことです」と奥さん。
電気工事は奥さんの実家が担当し、ご主人が設備工事を担当。いわば家族のチームワークで建った家ともいえる宮本邸です。
「松井工業さんの施工物件に携わっていると、同じ世代の現場監督さんが、施主さんの思いを叶えてあげようと工事に真剣に取り組む姿勢が我々にもヒシヒシと伝わってきます。だからこの家の現場監督に三和君を配属してほしいと依頼しました。私も設備屋として10年余り仕事をしているので、建物を見れば施工の善し悪しはわかります」とご主人。宮本さんは松井工業の設備工事の協力業者・朝日水道(株)の代表取締役です。
お施主さんのこだわりと施工の工夫で実現した快適空間。
M邸の開放感があるリビングルームは、一角に琉球畳のコーナーを設けて、腰かけた時にも圧迫感をなくすため、天井の高さを2600ミリにしています。南西側に大きな開口部(掃き出し窓)を配し、外側にウッドデッキテラスを設けたことにより、さらに大きなリビングダイニングのイメージが出来上がっています。もう一つのポイントは、節のない北山杉の大黒柱。広いけれどもリビングダイニング全体に引き締まった感じがします。
「水回りは玄関に近い場所に集中させました。それは一番劣化が早く発生する場所で、今後のメンテナンスもそうすることでコストが抑えられるからです」ご主人からは設備屋さんのこだわりの一面も。
「この家はできるだけシンプルにした分だけ収納スペースの確保が必要でした。LDKの収納とカウンターは、実用的でありインテリアとしても十分存在価値を持っています。押入スペースをなくしてできるだけ広く見せる、広く使う工夫をした分だけこういうスペースを確保しました。そのため、プランや施工工程では現場監督さんにずいぶん無理を聞いていただいただきました」
地下20メートルに大津放水路が通っている宮本邸。1平方メートル当たり2t以上の加重をかけないとされているため、建物の基礎には十分な配慮がなされ、床下収納から基礎を歩いて移動できる工夫がされています。
宮本邸設計にあたっての5つの要望は……
住まい心地に不満はありません、とおっしゃるご夫妻の清々しい笑顔がアットホームな雰囲気をつくり出しています。