健康に永く住まう工夫

S邸は北側の大きな窓とウッドテラスで開放感いっぱい


旧家屋から90cm外に出し、広がりも奥行きも出た北側スペース。


リフォーム前のキッチン。


平屋建ての梁を見せて、屋上にロフトのスペースを設け収納スペースもアップ。


ウッドデッキは腐りにくい部材を使い、釘を木の裏から打ちつける方法で 素足で歩くと感触がグッドです。

甲西町菩提寺のS邸は、昭和51年新築の木造平屋建て、築25年。平成12年の7月にリビング&キッチン等のリフォームが完成しました。リフォームのきっかけは、台所の床が老朽化して、ぐらついてきたこと。それに、上の娘さんの結婚が決まり、相手のご両親の訪問などが重なったこともあります。Sさんの奥さんが勤めの関係で知り合った、川端建築計画(川端眞)に「暗く寒かった台所を、明るく快適なキッチンスペースにしたい」と相談。

常識で考えると、北に窓を大きく開けることは考えられないことでもあります。それを思いきって決断し、北側に大きな窓を開け、二重のペアガラスで断熱性、結露防止、遮音性を実現させました。

「リフォームしたお陰で、今年の冬はとても暖かく、収納スペースも増えたし、快適なリビング&ダイニングスペースが出来ました」とSさん。

Sさんご夫妻

「工事期間中は、松井工業の現場監督が本当に細かいところに気を配ってくれたのに感謝しています。毎日顔を見せてくれて、『何かあったら言ってください』との声かけや、こみいった打ち合わせがある時には、私たちが帰るまで車で待っていて下さいました。

また、気を利かせて裏の勝手口に踏石を設けてくれたこと、仮設の台所に通っていたパイプを、家内が誤って切断してしまった時には、すぐ取り替えてくれたことなど、細かい気配りは、本当にありがたかった」と語っていただきました。

陽光が燦々と差し込むリビングルームでご主人がギターを弾き、下の娘さんが丹精込めたフラワーデザインを愛でる。奥さんが玄人肌のパッチワークキルトを楽しむ。S家は、お気に入りの空間がまたひとつ出来上がりました。